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今回は米国ETFの高配当銘柄を整理してみました。
単純に「高配当」というだけでは取引するにはリスキーな銘柄も含まれてしまうため、一定の条件を設けています。
選定条件
- 資産クラス 株式
 - 純資産総額 10憶ドル(約1,000憶円)以上
 
債券、リートを投資対象とするETFにも高配当銘柄が多数ありますが、今回は株式を投資対象としたETFに限定しています。
純資産総額については、安定性という面から10億ドル以上を対象としました。
以上の条件のもと、この記事執筆時点(2019年11月17日時点)で配当利回りが4%以上の銘柄を整理してみましたのでご参考にしてください!
1番目に紹介する銘柄はPFFです。
PFFをひとことで表すと
利回り5.63%の超高配当ETF
です。
PFFは今回ご紹介するETFの中でも群を抜いて利回りの高いETFです。
それでは基本情報を見てみましょう!
PFFの基本情報
- 株価 37.32ドル
 - 利回り 5.63%
 - 経費率 0.46%
 - ベンチマーク S&P U.S. Preferred Stock Index
 
PFFの特徴
PFFの1番の特徴は優先株式と呼ばれる株式に投資することで高利回りを実現しているという点です。
優先株式とは議決権がない代わりに、配当金を多くもらうことができる株式です。
日本株でも優先株式を発行している上場企業があるのか気になったので調べてみたところ、なんと1社だけありました。
その1社とは伊藤園です。
さすがに1社だけでは日本版PFFは作れないですね。
ちなみに優先株式を発行している企業の検索は日本取引所グループのHPで調べることができます。(下記リンク参照)
またPFFにはもう一つ特徴があります。
それは構成銘柄の業種で、金融業が全体の約半分を占めているという点です。(下記グラフ参照)

日本の金融業界はこれから厳しそうな印象ですが、米国ではどうなんでしょうかね。
DEMをひとことで表すと
新興国の高配当銘柄に分散投資できるETF
です。
DEMの基本情報
- 株価 43.50ドル
 - 利回り 4.66%
 - 経費率 0.63%
 - ベンチマーク WisdomTree Emerging Markets High Dividend Index
 
DEMの特徴
DEMの1番の特徴は新興国の高配当銘柄が投資対象であるという点です。
構成銘柄数は469銘柄とかなり分散されています。
組入銘柄の上位は次のようになっています。
- ガスプロム[ロシア]
 - タトネフチ[ロシア]
 - ルクオイル[ロシア]
 - 鴻海精密工業[台湾]
 - 中国建設銀行[中国]
 
また国別の構成比は次のようになっています。
- 台湾 25.96%
 - 中国 19.63%
 - ロシア 19.20%
 - 南アフリカ 6.88%
 - 香港 5.42%
 - ブラジル 4.83%
 - インド 3.45%
 - マレーシア 2.65%
 

SPYDをひとことで表すと
みんなが大好きな米国高配当ETF
です。
SPYDは配当金狙いの投資家から圧倒的な支持を得ているETFです。
SPYDの基本情報
- 株価 39.23ドル
 - 利回り 4.35%
 - 経費率 0.07%
 - ベンチマーク S&P 500 High Dividend TR USD
 
SPYDの特徴
1.米国株が投資対象
SPYDは米国を代表する株価指数であるS&P500に組み入れられている銘柄の中から配当利回りが高い上位80銘柄で構成されています。
2.配当利回り4%以上
米国株の高配当銘柄を投資対象としたETFにはSPYD以外にもHDVやVYMといった銘柄があります。
しかしHDVとVYMの現在の利回りは3%台前半しかありません。
 (3%でも十分魅力的ですけどね・・・)
対してSPYDは4.35%という非常に高い利回りとなっています。
3.経費率がわずか0.07%
今回ご紹介する他のETFは経費率が0.5%前後であるのに対して、SPYDはわずか0.07%しかありません。
経費率は保有期間中ずっとかかる費用となりますので、低ければ低いほど投資家にとってメリットがあると言えます。
仮にSPYDを100万円分保有していたとすると、1年あたりの費用はわずか700円です。
EPPを一言で表すと
豪州、香港、シンガポールの株式に投資できるETF
です。
EPPの基本情報
- 株価 46.15ドル
 - 利回り 4.38%
 - 経費率 0.48%
 - ベンチマーク MSCI Pacific ex Japan NR USD
 
EPPの特徴
EPPの1番の特徴は投資対象地域です。
日本を除く太平洋地域の先進国が投資対象となっています。
国別の構成比率は次のようなっています。
- オーストラリア 55%
 - 香港 30%
 - シンガポール 10%
 - ニュージーランド 2%
 
以上、配当利回り4%以上の高配当米国ETFの銘柄紹介でした。
【関連記事】
高配当ETFならVYMもおすすめです。

