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こんにちは、ゆうぴん(@yu_pin1984)です!
この記事では高配当の米国ETFとして人気があるVYMについて以下の内容を紹介しています。
- 概要
- 配当金実績(2007年~)
- 株価の推移
- 配当利回りの推移
ちなみ今回紹介するVYMはSBI証券の米国ETF・週間売買代金ランキングで第8位となっています。(2020年5月2日時点)
VYMとはバンガード社が運用を行う米国のETF(上場投資信託)のことです。
正式名称はVanguard High Dividend Yield ETFで日本語ではバンガード米国高配当株式ETFと表記されています。
High 高い
Dividend 配当
Yield 利回り
株価 | 75.92ドル |
経費率 | 0.06% |
純資産価格 | 235億ドル |
配当利回り | 3.44% |
配当金支払月 | 3月、6月、9月、12月 |
ファンド設定日 | 2006年11月10日 |
2020年5月2日時点
配当利回りは現在3.44%となっていますが、これは2020年3月のコロナショックによって株価が下落したためであり、配当利回りは一時的に上昇しています。
これまでの配当利回りの推移は後ほど紹介しますので、そちらを参考にして下さい。
FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスという指数への連動を投資成果としています。
- 時価総額が大きくて
- 配当利回りが市場平均よりも高い
- 米国企業の株式に投資
企業規模が大きい大型株を投資先としているため
・安定性を確保しつつ
・高い配当金を得ることができる
というのがVYMの特徴です。
VYMは395銘柄で構成されています。
上位10銘柄とその構成割合は次のようになっています。(2020年3月31日時点)
ティッカー | 企業名 | 構成割合 |
---|---|---|
JNJ | ジョンソン&ジョンソン | 4.3% |
JPM | JPモルガン・チェース | 3.4 |
PG | プロクター&ギャンブル | 3.3% |
INT | インテル | 2.8% |
VZ | ベライゾン・コミュニケーション | 2.7% |
T | AT&T | 2.6% |
MRK | メルク | 2.4% |
PFE | ファイザー | 2.2% |
KO | コカ・コーラ | 2.1% |
CSCO | シスコ・システムズ | 2.1% |
上位10銘柄で27.9%、全体の約4分の1を占めています。
大型株ということもあって、名前を聞いたことがあるよという企業もかなり多いのではないでしょうか?
2007年以降の配当金実績を整理してました。
下のグラフをご覧ください。
グラフの要点をまとめると
- 2009年のリーマンショックの際は1.17ドルに減配
- 翌年の2009年は更に下げて1.09ドルに
- それ以降は右肩上がりで推移
2019年の配当金は2.84ドルとなっており、リーマンショックの時と比べて2.5倍になっています。
・リーマンショック時はVYMの配当金も減少
・2019年の配当金は2009年の2.5倍
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大対策として世界各国がロックダウン等の活動自粛を行っており、企業業績が悪化することは避けられない状態です。
そのため配当金を減らす企業が出てくることが予測できます。
ですからVYMについても2020年は配当金が減少するということを覚悟しておく必要があります。
続いて株価の推移も確認です。
下のチャートをご覧ください。
リーマンショック前の高値は55ドルぐらいでしたが、リーマンショックの際には半値以下の25ドルぐらいまで下落しています。
その後は右肩上がりで推移していき、2020年の初めには94ドルになりました。
そしてこの度のコロナショックにより一度60ドル近くまで下落し、現在は半値戻しの75ドルといったところです。
ここまで配当金の実績と株価の推移を見てきました。
では配当利回りはどうなのか?
ということを最後に確認しましょう。
プラスマイナス0.3%ぐらいの変動はありますが、だいたい3%の配当利回りで推移してきています。
VYMはこれまで株価も配当金実績も右肩上がりで推移してきました。
そこで仮にリーマンショックの際に仕込めていれば、配当利回りはいくらになっていたのか?
ということを確認してみました。
先ほど株価チャートで確認した通り、リーマンショック時の底値は25ドルぐらいでした。
どこか底値なのかというのは後で分かることなので底値で買うというのは非常に難しいと言えます。
なので今回は35ドルで仕込めていたと仮定して、利回りを計算してみます。
2019年の配当金は年間で2.8ドルでした。
これに対して購入時の株価が35ドルだったとすると・・・
2.8ドル÷35ドル×100=8%
リーマンショック時に仕込んでいた場合、なんと2019年の配当利回り8%です。
これは非常に魅力的な利回りですね!
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