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今回の記事では米国の個別株、マイクロン・テクノロジー[MU]についてまとめています。
先日、自宅のPCをHDDからSSDに換装しました。
そのSSDというのがマイクロン・テクノロジーのものでした。
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まずはマイクロン・テクノロジーの基本情報です。
(2021/6/8時点のデータに基づき作成)
- 会社名 Micron Technology,inc.
- ティッカー MU
- 業種 半導体
- 市場 NASDAQ(ナスダック)
- 株価 80.53ドル
- SBI証券 〇
- 楽天証券 〇
- マネックス証券 〇
マイクロン・テクノロジーはメモリやストレージの製造・販売を行っている半導体メーカーです。
1978年に社員4名の半導体製品の設計会社としてアイダホ州の歯科医院の地下室からスタートしました。
同社のメモリはPCやスマートフォン、自動車、その他の産業用など様々な製品に使用されています。
また同社は2020年の米国特許登録数上位20社のうちの1社でもあります。
米国の調査会社であるGartnerが2021年4月に発表した調査によると世界の半導体メーカー別売上ランキングでは第4位となっています。
- インテル(Intel)[米国]
- サムスン(Samsung Electronics)[韓国]
- SK hynix(SKハイニックス)[韓国]
- Micron Technology(マイクロン・テクノロジー)[米国]
- Qualcomm(クアルコム)[米国]
<出典:Gartner>
また同調査によると世界の半導体売上は前年比で10%増で成長産業であることも分かります。
タイトルにもある通りマイクロン・テクノロジー(以下、MU)はナスダック100に採用されています。
ナスダック(NASDAQ)にはハイテク企業を中心に約3,000社が上場されています。
そのナスダック上場企業の中でも代表的な銘柄100社に絞ったものがナスダック100です。
ナスダックに上場する金融セクター以外の銘柄で時価総額上位100社がナスダック100に組み入れられています。
つまりMUはハイテク企業が多いナスダック上場銘柄の中でも特に規模が大きい会社だと言えます。
MUの時価総額は940億ドル、約10兆円です。
時価総額10兆円と言われてもピンとこない人がほとんどだと思いますが、日本の時価総額ランキングだとTOP10に入る規模です。
米株市場の時価総額ランキングでは第123位となっています。
さすがアメリカ、規模が違いますね!
次にMUの主要な財務データを見ていきましょう。
- 2020年 214億ドル
- 2019年 234億ドル
- 2018年 303億ドル
- 2017年 203億ドル
この2年は売上が減少傾向にあります。
しかし業績予想では2021年は270億ドルと前年対比で増収の見込みとなっています。
- 2020年 65億ドル(30%)
- 2019年 107億ドル(45%)
- 2018年 179億ドル(59%)
- 2017年 84億ドル(41%)
()は売上総利益率です。
売上の減少もさることながら、利益率の減少も気になるところです。
特に2020年は利益率が大幅に低下しています。
- 2020年 26億ドル
- 2019年 63億ドル
- 2018年 141億ドル
- 2017年 50億ドル
売上の減少及び利益率の低下により2期連続で減益となっています。
続いて株価の推移をチャートで見てみましょう。
まずは10年間の株価チャートです。
現在の株価は約80ドルですが、なんと10年前は10ドル以下でした。
10年前から保有していればテンバガーも達成できるぐらいに株価は上昇しています。
次は2019年1月から現在までの株価チャートです。
2020年は60ドルに迫る勢いで株価が上昇していましたが、コロナショックにより36ドルまで下落しました。
直近の高値から40%の下落です。
その後は50ドルを行ったり来たりといった様子でしたが、2020年後半からは右肩上がりで推移し2021年の1月には80ドルを突破しました。
続いてMUの配当金を確認です。
2020年の配当実績は
0ドル
です。
実はMUはここ20年以上配当金を出していません。
調べてみたところ最後に配当金を出したのが1996年でした。
そのため配当金狙いの投資家には向かない銘柄ということになります。
あくまでもMUはキャピタルゲイン目的で投資をしましょう。
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最後に主要なETFへの組み入れ状況を見てみましょう。
QQQはナスダック100指数をベンチマークとするETFです。
MUはナスダック100採用銘柄ということで当然QQQには組み入れられています。
QQQへの組み入れ比率は0.72%で、構成比率は第14位となっています。
(2021/6/3時点)
VOOはS&P500をベンチマークとするETFです。
S&P500は米国の代表的な株価指数で、米国に上場する銘柄500社を時価総額で加重平均した指数です。
MUはS&P500にも採用されていますのでVOOにも組み入れられています。
VOOへの組み入れ比率は0.27%です。
(2021/4/30時点)
VTIはアメリカの株式市場全体に投資することができるETFです。
VTIへの組み入れ比率は0.22%です。
(2021/4/30時点)
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