[景品表示法に基づく表記]本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。
ゆうぴん
12月某日にピクテ主催の投資セミナーに参加してきましたので、セミナー体験レポートを記事にしました。
セミナーは『50代からの資産運用セミナー‐市場の転換点に見る世界の富裕層の知恵‐』というタイトルで全国35会場で開催されていました。
東京などであれば投資セミナーも数多く開催されており、自分が気になるテーマを選んで参加することができるのでしょうが、私が住んでいる九州の場合ですとセミナーの開催自体が限られています。
そのような中、日時、開催場所などの諸条件が奇跡的に私に合致するセミナーを発見し「これは行くっきゃない!」ということで参加してきました。
長年の歴史と経験が築いたピクテの資産運用能力は、古くはヨーロッパ王侯貴族から、現在では世界各国の投資家からも厚い信頼をいただいています。
(当日配布資料から一部抜粋)
日本法人はピクテ投信投資顧問㈱という名称で、1986年に設立されています。
1997年から投資信託業務に参入し、運用資産総額は約2兆円です。
(2018年9月末現在)
- 年齢 30〜40代が大半、50代以上は1割ぐらい
- 性別 女性が多い
- 参加状況 ほぼ満席(定員は100名)
「50代からの資産運用」というセミナータイトルでしたので、会場に行くまでは30代の若造は自分1人だけで、周りはセレブリティーなおじ様やマダムばかりではと心配していました。
しかし会場に到着し参加者の様子を見てみると意外に同世代から少し上の世代ぐらいまでの女性が多く参加されていました。
それとなく様子を伺ってみたところどうやら金融機関関係の方がかなり参加されているようで、若めの女性陣はほとんどが金融機関の方だと思われます。
逆に自分のような一般参加者は多く見積もっても3割ぐらいかなという印象でした。
セミナーは大きく分けると2部構成になっており
・第1部 日本の構造的課題
・第2部 50代からの資産運用のポイント
という流れで話が展開されていきました。
第1部のポイント
第1部のポイントとしては日本は人口減少国であるということ、深刻な財政赤字国であるということが挙げられていました。
第2部のポイント
第2部では分散投資と物価上昇に負けない投資をしましょうということをおっしゃられていました。
分散投資に関しては「投資対象」と「時間」の分散が重要であるということが印象的でした。
投資対象の分散とは
投資対象の分散とは
・個別株ではなく複数の株式に
・株だけでなく複数の商品に(債券、コモディティなど)
投資をするということです。
時間の分散とは
時間の分散とは、一時期に一括で資金投入するのではなく時間をかけて複数回に分けて投資をするということです。
いわゆるドルコスト平均法のことですね。
特に退職金の一括投資は絶対にダメですよという点は強調されていました。
物価上昇に負けない投資
物価上昇に負けない投資に関しては収益率の目標は2%以上とおっしゃられていました。
なぜ2%以上なのかと言うと日銀のインフレターゲットが2%なので、それを上回るリターンがないと資産が目減りする可能性があるからです。
だからと言ってハイリスク・ハイリターンの商品に投資するのではなく、まずはインフレに負けないということを成果目標にしましょうというスタンスでした。
商品の強引な売込みはなく安心して参加できる
ピクテ自体が直販をやっていないということもあり、商品の強引な売込みというのは全くありませんでした。
商品自体の紹介は全部で3つありましたが割とさらっとした紹介で「気になったら詳しく見てくださいね」というスタンスです。
分散投資の推奨と過度なリスクの抑制に好感
投資対象と時間の分散という点は自分が行なっているインデックス投資と同様の投資スタイルであり共感できました。
投資をしたことがない人の投資の印象って個別株でデイトレとかFXでハイレバレッジというのがまだまだ少なくないと思いますが、そのような方にとってリスクを取りすぎない投資ってどういうものなのかということを知るのには良いきっかけになる内容だと思います。
逆に既にインデックス投資を実践されており、関連書籍やブログをしっかりチェックされている方にとっては物足りないと感じる内容でしょう。
最後にピクテの商品についてです。
セミナー参加後に改めてピクテの商品をチェックしてみましたが、アクティブファンドのため手数料が高いです。
今回セミナーで紹介があった3つの投資信託の信託報酬をSBI証券で確認したところ下記のようになっていました。
- ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド 2%程度+成功報酬
- ピクテ・ダイナミック・アロケーション・ファンド1.73144%程度
- ピクテ・アセット・アロケーション・ファンド 1.5984%程度